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※ベーシストの 「鮫島秀樹」氏と (ex.ツイスト ハウンドドッグ)




12/21 「横浜ヘイジョー」でのセッションライブ…

無事に楽しく終えることができた。



私にとって 2年半ぶりのステージであった。




出演のお話を頂いてからの約1ヶ月

ブランクにより全く声も出ず、まともに歌えない私が 

歌える状態にするべく調整する事に対し

肉低的にも精神的にも、本当に苦悩と格闘の日々だった。





こんなに苦しんだ事はかつて無かったかもしれない。





どれだけ発声しようが歌おうが

全盛の時の「歌」に戻らない苦悩...。



そんな事には関係なく時間はどんどん過ぎ

当然のごとく、周囲のライブへの準備はどんどんと進められて行く。




怖いもの知らずで 

「俺は俺だ かかってこい」

と自信満々で走って来た私だが



納得できる歌が歌えない自分に対しての焦りからか

生まれて初めて 

「ステージにあがりたくないし
       絶対にあがれない」
 

という精神状態にまで追い詰められた。




17才から20年以上も歌って来た…

1000回近いステージもやって来たかも知れない...

「ライブ職人」と呼ばれた事もある。




なのに...なぜ?




そんな事を思うなんて信じられず

自分の中で何が起きているのかさえ理解できない位の状態だった。





ボーカリストとして

2年半のブランクは余りにも大きすぎたと気がついた。





あまりにもの己のふがいなさに耐え切れず

「とにかくステージをぶち壊すわけにはいかない」と思い


実は一度、今更ながらに

頭を下げて今回の出演をお断りしようと思った事があった。





それはミュージシャンとしても人間としても

絶対にあってはいけない事であり

社会的信頼も失う事にもなるのだが



メンバーの皆様に多大なご迷惑をかける事になり

私の人間関係をも破滅させてしまうという事を覚悟の上で...

出演をお断りしようと思った。





しかし...

歌手「スタア★アクション★百田」が、人間「百田和仁」に


「ここで逃げたらお前は終わる!
 〝俺の人生は死ぬか歌うかだ〟って
  お前は若い頃にそう誓ったよな!?」


と、思い切り顔面をぶん殴ったんだよ。




それに...
 
私の「歌」を楽しみにしてくれている人が居るという事実。




ここで逃げたら

私の今までの生き様や「歌」を完全否定する事になると冷静に考え

何とか自分の「喉」と「テンション」を完全リハビリする事を続けた。





たるんでいた体重も、3週間で6キロ落とした。




今、思えば

そんな時期でのキャンセルなんか言語道断で許されないんだがね。




そんな冷静な判断すらできない位に

本格的に参っていたんだと思うよ。




だが私の喉は耐久力さえも失っていた。




焦って何とか調整しようとする私に追い討ちをかけるかのように

本番2日前に「声帯炎」と診断され



声帯も喉の奥も真っ赤に腫れあがり

歌うどころか「誰とも話さないように」

と医師に言われた。





ボーカリストならしっかり自己管理しろ!素人じゃあるまいし!!!

正に自業自得...何とも何ともお恥ずかしい話である。





処方して頂いた

大量の薬と、最後の応急処置のステロイド剤を吸引し



もう最後はご先祖様への神頼み...

祖父の形見のライターと 

来年10回忌を迎える後輩の形見のペンダントを

生まれて初めてライブステージに置いた。






.......こんな事したことなかったよ...今まで。




最悪、このライブで喉が潰れて

今後歌えなくなったとしても

それは己のせいであり...かまわない。




そんな事よりも

「己の責任をまっとうするのが
    男というものだ」

という私の持論が

脳内を120パーセントしめていた。






だが「奇跡」はあるんだなと。





「納得できる歌」には程遠かったが

歌 が 歌として喉から出ていたよ...................。




ライブ中、歌いながら

「ありがとう」と何度も形見に触れていたんだよ。




「もし1曲目で完全に声が飛んでしまったら...」

そんな最悪の結果になってしまった場合の

私なりの「ケジメのつけ方 ケツの拭き方」を考えてもいた。




そこで何をしようが許される事ではないのだがね。




なので、私のステージの内容はどうであれ

何よりも...

私の「喉」のせいでそれほど大きな迷惑もかける事もなく

全てのライブが無事終了した事が何よりもホッとした。





重い話になってしまったが...これが真実だ。





とにかく...

私が今、一人間として思うこと...それは



今回共演させて頂いた 

素晴らしいミュージシャンの方々に色んな意味で感謝。



私には無い、

新たな音楽観や価値観を感じる事ができ多くの発見があった。






それに何よりも皆さん、

純粋に本当に「音楽」を楽しんでおられる。



これは一見、当たり前のように聞こえがちだが

私の音楽活動における個人的価値観からすれば皆無であり

「物凄い事」なのである。





共演させて頂いた、ボーカリストの「原田千栄」さん。

私の喉を親身に心配して頂き

専門的な喉のケアの話や、本番前には「喉の特効薬」まで頂き

本当にありがとう...。





私の歌のリハビリに

スタジオで快く付き合ってくれた「Adam」のメンバー、 

「Do!藤崎」「サービス玉川」「サーカス木下」に感謝。




貴重な時間をさいてくれてありがとうと言いたい...。





2年余りもの間、失踪していたにもかかわらず

私の歌を楽しみに待っていてくれて

寒い中、足を運んでくれた方々に心から感謝。



年末年始 風邪ひかないように気をつけて...。





そして

今回のセッションにお誘い頂いた

ギタリストの「吉本まさたか」氏...




私が「歌手生命の危機」を感じていた中

私の背中をポンと押して頂いた事に本当に感謝です。






今回のライブをなくして

色んな意味で私の「歌手」としての復活はありえなかった。




今だから言うけれど...大袈裟でも何でもなく

私の中で「自分の今後を決めよう」と思い

覚悟して挑んだライブであった。




参加できて 本当に良かった。




おかげさまで完全に生き返る事ができた。





たかがセッションライブなんだからと思われがちだが

私にとっては

「己の人生に大きな意味を持つ大切なライブの一つ」となった。





スタア★アクション★百田...  

「感謝」あるのみです......................SEXY☆


















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