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遥か遠い先にある 絶壁に繋がれた

細いロープの上を



「遥か下に見える谷底には絶対に落ちまい」と

身長以上はある安っぽい棒キレでバランスを取りながら



馬鹿はバカながらに

一歩一歩と前に進んで来たんだよ。





霧で先も見えない…

見えるのは足元のロープと、ほんの僅かな前方のみ。




でも、前に進むしかない

いや…前に進むしかなかったのだ。





「俺の事を何も知らないくせに

 俺の事を知ってるみたく

 ガタガタ言うな!大馬鹿野郎!」



と…何度叫んだかわからない。





その度にロープが激しく揺れては

谷底に落とされそうになる。





最近、到着地点がかすかに見える。




だが…それは

私がたどり着きたかった場所への到着地点ではなく

単なる「人生の終点」だったのかもしれない。





私は人生で

一度たりとも本当にキレた事がない。




自分が本当にキレたら

ロープから真っ逆さまなのがわかってるから



だからいつも

叫んだらすぐ 冷静にロープの揺れを整えるのだ。





「アホかワレ!

  筋が通っとらんやろで!アホンダラ!」



…などと、谷底に堕ちるのを覚悟で本気でキレてしまったら



要は、私も捨てるものなど無いわけだし

さてさて そこに何が起こるのであろうかね…(笑)




そんな私の私情など どうでも良い事ですが

もし、そうなった時の自分自身が自分でも怖いわけです。




寡黙でおとなしい生物ほど

自制心を失ったら恐ろしいと言うでしょ。




気持ち悪くなってきたので

もう止めておきます...すみません...SEXY☆


























 

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